「ChatGPTで画像が作れる」──この機能自体は以前から存在していました。
しかし、2025年に登場した最新モデルGPT-4oによって、画像生成の使い勝手はさらに進化。
テキスト入力だけでなく、より自然なやりとりで画像を生み出せる体験が、Web・スマホアプリの両方で実現されつつあります。
本記事では、ChatGPT(GPT-4o)における画像生成機能の使い方や料金、無料で使える範囲、商用利用の可否などをわかりやすく解説します。
GPT-4oとは?画像生成が進化した最新モデル
GPT-4o(ジーピーティー・フォー・オー)は、OpenAIが2025年に発表した最新の大規模言語モデル(LLM)です。
「o」は“omni(全方位)”の略で、その名の通り、テキスト・画像・音声・動画といった複数のモーダル(形式)を統合的に処理できるAIとして設計されています。
GPT-4oで画像生成が“より自然”に
画像生成そのものは、2023年のDALL·E 3搭載以降、すでにChatGPT Proで使える機能でした。
しかし、GPT-4oでは以下の点で画像生成体験が進化しています。
進化ポイント
項目 | GPT-4(旧) | GPT-4o(新) |
---|---|---|
画像生成 | DALL·E 3で可能(やや独立した操作) | より会話に統合され、自然な流れで生成可能 |
レスポンス速度 | やや遅い | 高速化(会話&生成のテンポが向上) |
編集機能(Inpainting) | 限定的 | 画像上の“クリック→修正”がより直感的に |
モバイル対応 | 制限あり(初期はPC優先) | モバイルでも画像生成が快適に(アプリ対応強化) |
ChatGPTのどのプランで使える?
- 画像生成機能は現在もChatGPT Pro(有料プラン)限定
- 月額20ドル(約3,000円程度)
- GPT-4o、DALL·E 3、Code Interpreter(Python)など含む
- 無料ユーザーはGPT-4oモデルを利用可能になったが、画像生成は未対応(今後拡張の可能性あり)
利用環境
- ブラウザ(https://chat.openai.com/)
- iOS / Android アプリ(ChatGPT公式)
→ GPT-4oモデル選択時に「画像を生成して」など指示すれば、チャット上で直接画像が生成される体験が可能

前よりサクサク動くし、“話してた流れでそのまま絵が出てくる”のがめっちゃ便利!探検しながら絵が描けるって最高だよ〜✨
画像生成機能の特徴(ChatGPT GPT‑4o)
ChatGPT(GPT‑4o)に搭載された画像生成機能は、「簡単なのに高クオリティ」かつ「会話に自然に溶け込む」のが最大の特徴です。
ここでは、具体的にどんなことができるのかを紹介します。
① テキストから高品質な画像を生成


- 「猫が紅茶を飲んでいるイラスト風」
- 「未来都市の夜景、映画のワンシーンのように」
- 「アニメスタイルの魔法少女」
といった自然な言葉の指示(プロンプト)を入力するだけで、DALL·E 3相当の高精度画像を数秒で生成します。
📌 日本語にも対応しており、難しい英語を使わなくてもOKです。
② 一度に複数のバリエーションを生成
- 通常は1回の指示で4枚の画像がまとめて表示されます
- 「これが一番近い!」と思った画像を選んで保存や再生成が可能
- 会話を続けながら、「もう少し明るく」「背景を変えて」などの微調整も対話ベースで行える
③ 画像編集(inpainting)にも対応


ChatGPTでは、生成した画像の特定の部分をクリックして修正指示を出すことができます(※GPT-4o Pro限定機能)。
たとえば…
- 「このキャラの帽子を赤に変えて」
- 「背景を夜から朝に変えて」
- 「犬をもう1匹追加して」
といった指示に、AIがピンポイントで再生成(ジェネレーティブ編集)してくれるようになっています。
④ モバイルからの画像生成にも対応
2025年現在、iOS・Androidアプリ版のChatGPTでも、画像生成・表示が可能です。
PCでなくても、出先でアイデアをそのまま画像にすることができるようになっています。
⑤ 会話型UIに完全統合されているのが最大の魅力
他の画像生成AIは「画像を作る専用の画面」で操作するのが一般的ですが、ChatGPTでは
- 会話の流れの中で画像生成
- そのまま追加の指示で微修正
- 気に入った画像だけダウンロード or 続けて生成
というように、一連の流れが“会話”として完結します。



“画像作って!”って言うだけで、ホントに絵が出てくるのがすごい…!しかも“もうちょっとこうして”って追加で頼めるの、まるでAI絵師さんとコラボしてるみたいっ♪
無料で使える?GPT-4oの料金と利用条件
2025年現在、ChatGPTの画像生成機能は一部無料で使えるようになりましたが、画像生成そのものはPro(有料)ユーザー限定となっています。ここでは、無料ユーザーと有料ユーザーでできることの違いや、料金体系について詳しく解説します。
無料プランでできること
- ✅ GPT-4o(テキスト会話のみ)の利用が可能(2025年5月以降)
- ✅ 音声入力・簡単なファイル添付も利用OK
- ❌ 画像生成は利用不可
つまり、無料でもGPT-4oのテキストベースの性能は体験できますが、画像生成は非対応です。
ChatGPT Pro(有料プラン)の内容
- 月額:20ドル(約3,000円前後/日本円)
- GPT-4o モデル+以下の機能が含まれます:
機能 | 利用可否 |
---|---|
高精度の画像生成(DALL·E) | ✅ |
画像の編集(inpainting) | ✅ |
ファイルアップロード | ✅ |
コード実行(Python) | ✅ |
長文コンテンツ生成 | ✅ |
💡 GPT-4oは「GPT-4より高速・安価・高機能」なので、画像生成をしたいならPro一択といえる状況です。
対応プラットフォーム
プラットフォーム | 利用可否 |
---|---|
PCブラウザ(ChatGPT) | ✅ 利用可能(公式サイト) |
iOSアプリ | ✅ GPT-4o & 画像生成対応 |
Androidアプリ | ✅ 同上 |
※いずれもProユーザーであれば、画像生成が有効になります。
補足:無料ユーザーに画像生成が開放される予定は?
現時点(2025年7月)では、無料ユーザー向けに画像生成が開放されるという公式発表はありません。
ただし、将来的には限定的にテスト解放される可能性もあります(過去に音声機能などが段階的に開放された事例あり)。
商用利用はできる?ライセンスと制限
ChatGPT(GPT‑4o)の画像生成で作られた画像は、基本的に商用利用が可能です。
OpenAIは2024年以降、DALL·Eによる画像生成を含めて、出力コンテンツの商用使用を明示的に許可しています。
ここでは、そのライセンス条件と注意点を整理します。
商用利用の可否:結論
利用内容 | 商用利用可否 | 備考 |
---|---|---|
画像生成(DALL·E)で作った画像 | ✅ OK | 出力物の著作権はユーザーに帰属(OpenAI公式見解) |
Webサイト/バナーに使用 | ✅ OK | クライアント案件にも利用可能 |
印刷物/グッズに使用 | ✅ OK | 販売OK。ただし公序良俗に反しない内容に限る |
再配布・素材販売(例:イラストAC) | ❌ NG or 要注意 | 再販型ストック用途は禁止または審査対象 |
商用利用での注意点
🛑 有名人・商標・ブランド名の使用は禁止
- 例:「ピカチュウ風の猫」「スターバックス風のカフェ」など
→ 生成されても著作権や商標侵害に該当する可能性があるため、商用使用は非推奨/NG
🧪 AI生成であることの開示が必要な場合も
- 一部のマーケットプレイスや広告媒体では「AI生成」と明記が求められるケースがあります
→ 使用先のガイドラインや法律もあわせて確認を!
利用可能な代表例
使用シーン | 商用利用OK? | 備考 |
---|---|---|
ブログ・Web記事の挿絵 | ✅ | 問題なし |
YouTubeサムネ・動画素材 | ✅ | BGMやフォントの商用可否は別途確認要 |
プレゼン資料・提案書 | ✅ | 法人利用も可能 |
Tシャツ・グッズ制作/販売 | ✅ | モチーフによっては注意が必要 |
ロゴ/商標として登録 | ❌ | OpenAIはこれを禁止(再現性問題) |
ライセンスまとめ
- ✅ 出力画像の著作権はユーザーに帰属(OpenAI公式)
- ✅ 商用利用OK(ただし違法/不適切な用途は禁止)
- ❌ ロゴ・商標登録/有名人・ブランド風の画像使用はNG
他ツールとの違い(Midjourney・Adobe Firefly・Canvaなど)
ChatGPT(GPT‑4o)の画像生成機能は、他の人気ツールとは違う“会話型+実用性重視”のユニークなポジションにあります。ここでは代表的なツールと比較して、ChatGPTの特徴を明確にしてみましょう。
比較一覧表
ツール名 | 特徴/強み | 商用利用 | 日本語対応 | 操作難度 | 画質 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ChatGPT(GPT‑4o) | 会話の流れで画像生成+編集できる | ◎ | ◎ | ◎ | ★★★★☆ | Proユーザー限定機能 |
Midjourney V7 | 芸術的で高精度なイラスト・アートに強い | ◎ | △ | △ | ★★★★★ | Discord操作が必要 |
Adobe Firefly | 商用OKの画像生成+Photoshop連携 | ◎ | ◎ | ◎ | ★★★★☆ | 企業・クリエイターに人気 |
Canva(Magic Media) | 画像生成後そのままデザインできる | ◎ | ◎ | ◎ | ★★★☆☆ | SNS投稿などに強い |
Bing Image Creator | DALL·Eベースの無料生成ツール | △ | ◎ | ◎ | ★★★★☆ | 商用不可または条件付き |
ChatGPTの画像生成が優れている点
🗣 会話ベースで画像を生成できる
「猫のイラスト描いて」「もうちょっとかわいくして」「背景を夜に変えて」など、まるで“AIイラストレーターと会話”しているような操作感が特徴です。
🖼 複数の生成 → 微修正が自然な流れでできる
多くのツールでは画像を生成してから新しい画面で編集…となりますが、ChatGPTでは同じスレッド内で追加生成や編集のリクエストが可能です。
📱 PCもモバイルも対応
アプリでも画像生成ができるため、出先でも思いついたらすぐにビジュアル化できるのも便利。
他ツールの方が向いている場面
ニーズ | 向いているツール |
---|---|
アーティスティックな世界観を追求したい | Midjourney、Leonardo AI |
Adobe製品で一括編集&商用利用したい | Adobe Firefly |
SNS投稿やプレゼン資料としてすぐ活用したい | Canva |
とりあえず無料で試したい | Bing Image Creator |



ChatGPTの画像生成は、“ただ作る”だけじゃなくて、“一緒に考えながら仕上げる”感じが楽しい!ほかのツールとはぜんぜん体験が違うよ〜!
まとめ|ChatGPTの画像生成はこんな人におすすめ!
ChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能は、単に画像を作るだけでなく、“会話の延長で一緒に作る”体験ができる新しいタイプのAIツールです。
「イメージはあるけど、絵は描けない…」
「もっと自然にAIとやり取りしたい」
そんな人にこそぴったりのツールです。
ChatGPTで画像生成するメリット
- 🗨 自然な会話で画像を生成&編集できる
- 🖼 1回で複数画像が出る+微調整もスムーズ
- 📱 モバイル対応でいつでもどこでも使える
- 💼 商用利用もOK(著作権はユーザーに帰属)
- 🌍 日本語にも完全対応&初心者でも安心
こんな人におすすめ!
タイプ | 理由 |
---|---|
初心者 | 操作が簡単で、会話するだけで画像ができる |
ブロガー・マーケター | アイキャッチやSNS投稿画像をすぐ生成&編集可 |
デザイナーのサポート役がほしい人 | イメージのたたき台をAIに任せて発想を広げられる |
プロンプトにこだわりすぎたくない人 | ザックリした指示でも意図を汲んでくれる |
ChatGPT Pro(月額20ドル)は有料ではありますが、
画像生成・コード実行・長文作成・ファイル解析まで使えることを考えれば、十分以上の価値があります。



“AIに絵をお願いする”ってだけじゃなくて、“一緒に描いてる”って感覚が味わえるのがChatGPTのすごいところ!はじめての画像生成体験にもおすすめだよっ♪
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