【がん治療の未来!?】富士通がAIで診断精度向上に挑む

医療の進歩は、人類にとって最大の課題の一つである疾病との戦いを支えています。近年、AI技術の進歩は、医療分野にも大きな変革をもたらし、より正確な診断と治療の実現に貢献しています。

そんな中、日本を代表するテクノロジー企業である富士通は、ゲノム医療とがん治療計画を支援するAI技術を開発し、医療の未来を変えることに挑戦しています。

目次

富士通AIの革新

富士通が開発したAI技術は、大きく2つの特徴を持ちます。

1. 膨大なデータを可視化する「知識グラフ作成AI」

従来、医療研究者は、膨大な量のゲノムデータや医療画像などを分析し、病気のメカニズムや治療法を解明してきました。しかし、これらのデータは複雑に絡み合っており、分析は非常に困難でした。

そこで、富士通は、AIを活用してデータを可視化し、理解を容易にする「知識グラフ作成AI」を開発しました。このAIは、テキスト、画像、数値データなど、様々なソースからの情報を統合し、視覚的な「知識グラフ」を作成します。

この知識グラフは、まるで地図のような役割を果たし、研究者が複雑なデータを瞬時に把握し、重要な情報を効率的に抽出し、活用できるように支援します。

2. 医療画像から病態を分析する「医療画像解析AI」

AI技術の活用は、診断の精度向上にも貢献します。富士通は、医療画像から病態を分析する「医療画像解析AI」を開発しました。

このAIは、肺がんの種類判別や乳がん患者の生存率予測などの分野で高い精度を発揮します。従来の診断方法では困難だった、微細な病変や画像の特徴をAIが自動的に検出し、より正確な診断を支援します。

実証実験で高い精度を達成

富士通は、開発したAI技術を実際に検証するために、肺がんの種類判別や乳がん患者の生存率予測などの医療分野のベンチマークテストを実施しました。

その結果、AIはゲノムデータや病理データを解析して、なんと92.1%の精度で肺がんの種類を判別することに成功しました。これは、従来の解析手法よりも高い精度です。

また、画像データとRNA(リボ核酸)情報から患者の生存率を予測するAIも、71.8%という高精度を実現しました。こちらも、これまでの最高記録だった66.8%を上回る成績を残しています。

これらの結果は、富士通のAI技術が、ゲノム医療とがん治療の現場において、より正確な診断と治療計画の実現に貢献できることを示しています。

まとめ

富士通は、今回開発したAI技術を、今後さらに多くの医療分野に応用できるように開発を進めていく予定です。また、2024年末までに自社の研究者向けポータルサイト「Fujitsu Research Portal」を通じて、このAIソリューションを公開する予定としています。

富士通のAI技術は、ゲノム医療とがん治療の現場に大きな変革をもたらし、より多くの患者さんの命を救うことに貢献していくでしょう。

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